耳毛抜く!?切る!?そのまま?

 

少し前まで当たり前のように抜かれていた、ワンちゃんのお耳の中の毛・・・

わたしのトリミング専門学校でも、やはり当然のように抜いていました。

でも私は抜きながら、思うのです。

必要だから生えているはずの毛を、なぜ抜くんだろう?

そんな疑問を持ちながらも、ここ2~3年前まで抜いていました😢

 

我が家のドビー君も耳毛は抜きません👌

 

耳毛の役割

 

  1. 水が耳の奥に入るのを防ぐ(プードルは昔水辺で狩りをする水猟犬として活躍していた)
  2. 耳にアレルゲンや異物が入るのを防ぐ
  3. お耳本来が持っている自浄作用の促進(耳の皮膚は、奥から移動していき、垢や汚れを外へ排出する特殊な皮膚でできています)

※つまり人間の鼻毛と同じ役割をしているということです。

 

抜くことのリスク

 

  1. 抜いたことで、耳の中に炎症が起きる
  2. 耳の毛を抜かれるのはわんちゃんも痛い😢
  3. 炎症を起こした部分から細菌感染等の病気を誘因する

 

飼い主様の心配事

 

  • かかりつけの動物病院の先生が抜くことを推奨している
  • 外耳炎の原因は耳毛が生えているからと言われた
  • 昔飼っていた子は抜いていたし、病気にもならなかった
  • 蒸れそう
  • 見た目の問題で抜いてほしい

 

ponoの方針

 

結論から言いますと、ponoではわんちゃんのお耳の毛は抜きません!!

健康な状態の耳では耳毛の処理はと考えます。

外耳炎の治療目的で

  • 耳の中をよく見えるようにする
  • 薬を塗りやすくする

といった目的がある場合はponoでは切るという選択をします。

皮膚は切れない耳毛専用のはさみで、安全に切ることができます🎶

多くのワンちゃんを見ていると、確かに耳の毛がない方が調子がいい子がいることは事実です。(体感ですが100分の1程度)

しかし、先ほどお話しした抜くことのリスクを考えた時に、やはり抜かずに切るという選択が最良と考えます。

どうしても抜きたい方は、動物病院等で、きちんと消毒ができる環境下で抜くことをおすすめしております。

基本的には耳の穴から出ている部分をバリカンで処理するというのが、スタンダードの対応となります😊

また過度な耳掃除や、不適切な耳掃除が原因で外耳炎になるというのは、近年人間でも言われていることで、もちろんワンちゃんに対しても言えることだと思います😊

お耳に関するプチ知識🎶いかがでしたでしょうか?

次回は「耳の病気」についてお届けします。

お楽しみに😊🎶

 


 

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